せんとれあ2006年09月01日 22:08

セントレア
 今日は学会発表申し込み用要旨を3件無理矢理仕上げてから、明日からの学会のために飛行機で徳島へ。はじめて中部国際空港セントレアを利用。さすがにオープン当初に聞かれた混雑はありませんでした。101番搭乗口と聞いて、そんなにたくさん搭乗口があるのかと驚いたら、バス乗り場で、バスに乗っていった先に待っていたのはプロペラ機でした。。。空席だらけで、機内の前半分の席には何故か自分だけでした(席は事前にネット予約で自分で指定した)。重量バランスは大丈夫なのでしょうか?

JALE162006年09月03日 23:44

エイ
 昨日と今日は日本景観生態学会第16回徳島大会で徳島へ。昨日は研究発表会、今日の午前中は公開シンポジウム。珍しく今回は自分自身の発表はないので、気楽なもの。いくらか参考になる研究発表や講演もあった。
 徳島大の前の川にはエイが泳いでいた。。。

吉野川エクスカーション2006年09月03日 23:48

吉野川第十堰とルイスハンミョウ(右上)
 今日の午後はJALE16のエクスカーションで吉野川河口干潟と第十堰を見学。
 干潟は潮が満ちていて隠れていたので、シギチドリ類は見られず。。。川岸では希少昆虫のルイスハンミョウがちょろちょろ飛んでいた。デジカメで何とか写真も撮れた。カニはコメツキガニとヤマトオサガニが見られた(と教わった)。実はこの干潟のすぐ横にバイパス道の橋が建設中。
 いろいろ騒がれた吉野川第十堰とはこうゆうものだったのか・・・とやや拍子抜けの感も。

徳島 --> 名古屋 空路2006年09月03日 23:53

プロペラ機
 今日は徳島空港から中部国際空港までまたプロペラ機に乗って帰ってきました。
 往路は中部国際空港を名古屋方向に離陸してから方向を代えて伊勢湾を横切り、松阪から志摩半島の付け根を横切り、尾鷲の海上に一旦出てから熊野あたりで西に向いて紀伊半島を横切り、和歌山県御坊で大阪湾を越えて徳島入りした模様。
 しかし復路は、内陸をずっと通って津のあたりまで出てきた感じで、三重県の海沿いに北上して名古屋上空まで来てからターンして、北から中部国際航空に着陸。名古屋港のイタリア村(たぶん)で花火が上がっていた。

後期に向けて2006年09月04日 23:48

 後期の講義開始まであと3週間ですし、学会発表申し込み(造園学会関西支部大会IALE2007)も一段落ということで(しかし、11月の造園学会中部支部大会でも顔見世で発表せねばならないかも)、そろそろ講義資料作成を本格化?それにしても、140名超の受講生の講義で試験とレポートの両方で成績評価するのは採点が大変そうだ。。。試験ではイス1つおきに座らせるのですが、全員来たら通常の教室では収まらないのでは?と今からいらぬ心配。
 造園CADの方も講習を受けてから1月半経ってしまったので、少しづつ復習していかねば。

引歌とバズワード2006年09月05日 23:32

 今日の朝日新聞の朝刊と夕刊の文化面には言葉に関して興味深いコラムがありました。
 朝刊の丸谷才一「袖のボタン」では、伊東祐子氏による源氏物語中の「引歌」に関する考察を紹介していました。「引歌」とは会話のなかに古歌の一部を引用することで、婉曲表現であり、貴族たちの教養の見せびらかしであり、同じ教養の持ち主同士の親愛の情の表明だそうですが、『源氏物語』中で引歌を多用する人物は気取り屋であることを暗示しているとか、男性陣に引歌を用いて語りかけられることのない「浮舟」は東育ちで教養がないと実は見下されているのだとか。。。
 日本の古典文学を読むには和歌や漢詩の素養が必要ですが、欧米の文学でも新旧聖書はもちろん、ギリシャ・ラテンの古典やシェークスピアの素養が必要(ただし、訳書ならだいたい註をつけてくれている)。教養を見せびらかしたいわけではないですが、会話に取り残されないように古典も読んでおきたいものです。。。
 科学者の世界にも、引歌ではありませんが、専門用語を使った婉曲表現が少なからずあります。しかし、本来の意味をよく知られないまま広まると、夕刊の文化面コラム「思想の言葉で読む21世紀論」で取り上げられた「バズワード(一見専門用語のように見えるがそうではない、明確な合意や定義のない用語)」となってしまう恐れもあるので、くれぐれも使用には注意しましょう。一例は「共生」か?

平成18年度 日本造園学会中部支部大会のご案内2006年09月06日 22:19

 平成18年度日本造園学会中部支部大会が11月3日(金:国民の休日)~4日(土)に信州大学で開催されます。中部地区以外からのご参加も歓迎いたします(私も支部幹事になったようなので宣伝・・・)。口頭発表要旨原稿フォーマットや詳細情報はとりあえず私宛に請求して下さい。

3日:現地見学会: 13:00~16:30(集合:JR飯田線・飯田駅前)
     長野県飯田市役所、飯田市街地見学(リンゴ並木、戦後の都市計画により街路と街路の間に造られた裏界線と呼ばれる道、再開発事業)、飯田美術博物館および柳田国男館見学
     終了後、バスで伊那市の懇親会場へ移動。車で来られた方は一足先に伊那市に向かってください。伊那市駅前からマイクロバスで懇親会場に向かいます。
    懇親会:18:00~20:00 信州INAセミナーハウス
4日:信州大学農学部講義棟(長野県伊那市)
    研究発表・事例報告会(口頭発表及ポスター): 9:30~11:00
    講演会:11:00~12:00
     「模型で巡る世界の風景」
     景観模型工房 盛口正昭氏
    幹事会:12:00~13:00
    総会:13:20~13:50
    講演会:14:00~14:30
     「日本風景街道」
     国土交通省中部地方整備局飯田国道事務所所長 関澤俊明氏
    研究発表会 :14:40~16:10
■参加費用
大会参加費:(一般)3,000円、(学生)1,000円
懇親会費:(一般)3,000円、(学生)無料
見学会参加費(バス代):2,000円

■参加申し込み:
<見学会、懇親会の申し込み締め切り>
見学会(先着40名):10月6日(金)、懇親会:10月6日(金)
 申し込みはEメール又はFAXに下記事項を明記の上、信州大学農学部森林科学科佐々木まで申し込んで下さい。
①参加者名、②所属、③連絡先電話番号(携帯番号もお願いします)、④e-メールアドレス
<研究発表・事例報告の申し込み>
以下の①~④の項目を明記の上、10月13日(金)までに、下記あて、Eメール(jilac@sda.nagoya-cu.ac.jp)で申し込んでください。
①発表者名、所属、電話及びEメールアドレス
②希望する発表形態(口頭・ポスター)
③発表タイトル ④発表内容の要旨(300字以内)
・口頭発表を申し込まれた方は10月25日(水)必着で、発表要旨原稿A4・2頁(プリントアウトした原稿)の提出をお願いします。規定フォーマット有り。なお、同時にCDあるいはFDの提出もお願いします。

■問合せ先:
<会場・懇親会・見学会に関する問い合わせ>
佐々木邦博 信州大学農学部森林科学科造園学研究室
住所 〒399-4598 長野県上伊那郡南箕輪村8304
電話 0265-77-1500 FAX 0265-77-1500
E-mail:ksasaki@shinshu-u.ac.jp
<原稿送付先・問合せ先>
岡村 穣  名古屋市立大学大学院芸術工学研究科
〒464-0083,名古屋市千種区北千種2-1-10
電話 052-721-3209, FAX 052-721-3110
E-mail:okamura@sda.nagoya-cu.ac.jp
<研究発表に関する問い合わせ>
丸山 宏 名城大学農学部生物環境科学科ランドスケープ・デザイン学研究室
電話 052-838-2433  内線 FAX 052-835-7450
E-mail:maruyama@ccmfs.meijo-u.ac.jp

Photographic Guide to the Birds of Japan and East Asia2006年09月07日 23:59

 Christopher Helm 社から2007年3月に『Photographic Guide to the Birds of Japan and East Asia (ペーパーバック)』(Tadao Shimba)が出版されるらしい。予定価格は Amazon では6,338円(税込み)とのこと。。。やや高い。
 以前情報を流したように、Brazil 先生も英文の野鳥図鑑『Birds of East Asia』を来年刊行すべく準備中。英文の日本の野鳥図鑑が入手しやすくなるのはありがたいですが、同時に2冊も出ると、買い手も悩みが増えるし、著者も売れ行きが心配でしょう。。。

サシバのハビタットモデル2006年09月08日 23:54

 某地域に里山の猛禽サシバの既存のハビタットモデルを適用させようと作業中なのですが、ピンポイント予測には既存モデルは上手く使えないかも。。。
 既存モデルのひとつは 2 km メッシュ単位での広域推定モデルなのですが、メッシュ内の森林と水田の境界線(餌場と見張り場の関係)が26 km あってようやくサシバ1番い、という重回帰モデル。1番いがそんなに広い範囲を動くわけない・・・。実際にはサシバに利用されない谷津田も含めたメッシュ単位のモデルでの値なので仕方ないか。。。
 既存モデルのもうひとつは判別分析をやっているものの、論文中には正答率しか記載されておらず、判別式が公表されていない。。。著者に直接尋ねてみるか?同じ場所のデータで解析してみるか???
 それにしても、環境省の植生図(自然環境GIS)の精度はかなり酷いかも。待ち切れずに出来たところから試験公開中の今度の1/2.5万植生図も、よく知っている場所など眺めるとかなりの手抜き。予算が少なすぎるのだろう。樹林と水田くらいなら複数時期の中解像度の衛星画像などで半自動的に分類した方が正確かもしれない。

藤前干潟2006年09月09日 23:06

庄内川河口
 今日の午前中は庄内川河口(藤前干潟)の名古屋市野鳥観察館へ。昨日が満月で潮の引きが大きく、みるみる干潟が広がっていくものの、観察館の前の干潟はカルガモ、マガモ、カワウだらけ。。。シギ・チドリ類はもう少し下流の干潟にちらほらと。観察館備え付けの30倍望遠鏡では識別がやや苦しい。ダイシャクシギ、チュウシャクシギ、オグロシギ?、ダイゼンあたりは何とか判った。朝の観察会ではもっといろいろ見られたらしい。