カエル調査82007年03月01日 22:05

寄生蜂によって近年激減したというミノムシ
 今日も豊田市自然観察の森へ行ってアカガエル卵塊調査。
 今日はいつもの調査場所ではなく、周辺の耕作水田等を廻りました。ほとんど乾田か休耕田・放棄田なので、たいした数の卵塊はないだろうと踏んでいたのですが、放棄田の水溜りやトラクターの轍・U字溝などにもちらほらあって、結局約800卵塊。累計2000個まであと一歩。

BBQ2007年03月02日 23:23

 今夜は米国・アラスカからお越しのカモメ調査指導員()の接待をしているN先生に付いて行って、N邸の庭先にて急遽BBQ・・・。さすがにアラスカから来ただけあって、日本の冬の寒さなどたいしたことはないようで。。。でも明後日はもっと暖かくなる天気予報だと聞いて喜んでいました。

カエルがいなくなる?!2007年03月03日 22:44

 今日の夕方のNHK週刊こどもニュースで、「カエルがいなくなる?!」というタイトルでカエルの減少やツボカビ症が紹介されていました。詳しくはNHKのホームページへ
 カエル等が登れるスロープの付いた「ハイアガール」というU字溝は10年前くらいからありましたが、最近は壁面に凹凸を付けてカエルが登れるようにした製品もあるのですね。私は卒論前の大学3年生頃にA先生から先輩U氏(現・環境省)のカエル研究の卒論を是非読めと勧められて、このようなU字溝の存在を知りましたが、U氏はカエルを何種か捕まえてきて、U字溝から脱出できるかどうか、ジャンプ力も測ったようです。。。そろそろA先生は、A公園に向かって車道を歩くヒキガエルが轢かれないように、朝、バケツを持って出動する時期かな。

海鳥洋上調査ワークショップ2007年03月04日 22:34

イソヒヨドリ
 今日は朝7時発で渥美半島の先端の伊良湖岬へ行って、アラスカから来日のトムさんを講師に昨日から2日間かけて開催されている「海鳥の洋上調査ワークショップ」(主催:日本環境災害情報センター )に合流。伊勢湾フェリーの伊良湖-鳥羽間を往復しての海鳥調査法の実習を(私は1往復分だけ)見学(又しても便乗してバードウォッチングしていただけ?)。 とても暖かく波も穏やかで、前回よりもウミスズメがはっきり見られました。また、遠くでしたが、今回もハセイルカの群れが見られました。カモメ類の識別はまだまだ修行が必要そう。。。なお、米国式洋上海鳥センサスの肝は、確認した鳥の位置(センサスコースに対して垂直方向の距離というか3段階の幅のどのゾーンか)を記録して、後でモデルによって個体数を補正できるようにすることらしい。目印のない洋上で、小道具も使いながら距離感覚を磨くことが必要なようです。

 ワークショップ終了後、豊橋の古本屋に寄って、事前にインターネットで在庫を見つけていた古本2冊を購入しようと思っていたのですが、1冊しか店内に見つからず、もう1冊の在庫の有無を店の人に聞いたら「今度見ておく」とのこと・・・豊橋までなかなか気軽に行けないんですけど。。。

テープ起こしについてのメモ2007年03月05日 23:49

 約5ヶ月前の某シンポジウム講演のテープ起こし作業がようやく終わりました(当初の分担時間をだいぶ減らしてもらってですが・・・)。今後、講演会等で記録を残さなければならなくなった時のためにメモ。
  • 秒単位で細かな再生スタート位置を設定することが容易なプレーヤーを使う。
      同じ Windows Media Player でも、大画面の方が再生スタート位置を細かくスライドさせて調整できる。
  • バイトに任せるのは困難。
      専門用語や地名等を正確に聞き取るのが非常に困難だし、裁量労働者の大学教員がやった方がバイト代が浮く?
  • 録音を細切れに聞きながら速記して、ワープロで草稿を作ってから、最後にもう一度通しで録音を聞きながらワープロ上で草稿を修正する。
      テープを一時停止した時の前後の言葉を聞き逃している場合が結構ある。
  • 紙に速記する場合は、行間を広めに取る。
      後で修正を書き入れられるようにするため。
  • テープ起こしの集中力が持続するのは、せいぜい2時間まで。
      録音あるいはプレーヤーにノイズが多いと更に短くなる。
  • テープ5分間分を書き起こすために、1時間はかかると思って作業計画を立てる。
      私が遅いだけ?
  • 聞き取りにくかった箇所は、後で再度聞くことにして、どんどん先に進む。
      その場その場で何度繰り返し聞いても判らないことが多い。そこで大きな時間をロスしたり、集中力を切らすよりも、その場所の時間を記録しておいて、先に進んで、またしばらく経ってから聞き直した方が良い。

論文査読2007年03月06日 00:00

 今日(日付改ざん)は、ひとつ英文論文の査読を終えました(正確には「研究報告」)。目を通すのは二度目なのに、1ヶ月近くもかかって大したコメントもなしで申し訳ない限りです。

 結局、昨年1年間で和文3・英文4もの査読依頼を引き受けたものの、決して私が厳しいのではないはずですが・・・ほとんどがリジェクト。それにしても、2名の査読者のうち1人だけがリジェクトすると第3査読者に廻って復活することのあるシステムの雑誌の場合、リジェクトした査読者のコメントは著者には届かなくて、折角あれこれ教育的(?)コメントをした査読報告書作成時間が無に帰されるのはやるせないような。。。決して悪意を持って、いじわるしているわけではないのですがね。

カエル調査92007年03月07日 23:12

ガマ合戦(上)、ショウジョウバカマ(左下)、ノジスミレ?(右下)
 今日も豊田市自然観察の森へ行ってカエル卵塊調査。ニホンアカガエルの卵塊もまた少し増加していましたが(産卵期間が1ヶ月超!)、アズマヒキガエルの産卵が各地で本格化。ガマ合戦も見られました。どうもアカガエルとヒキガエルでは産卵場所の好みが少し異なるようで、ヒキガエルの方がより谷奥が好みで、日陰のところにも結構産卵しているように見えます。
 田んぼの脇ではハルリンドウ、オオイヌノフグリに加えて、ショウジョウバカマやノジスミレ()の花も咲き始めました。

一夜漬け2007年03月08日 23:59

 明日の研究打ち合わせに向けて今更ながら分子マーカーについて勉強中。。。。
 今日の午後は長時間の会議、午前中や夕方は風邪気味でほとんど予習ができなかったけれども、夜に風邪薬を飲んでだいぶ楽になった感じがして、ようやく本など眺めていますが、明日は朝早くに発つので、そろそろお終い。解析の道筋のイメージがまだちょっと・・・。

次年度の研究相談2007年03月09日 23:56

 今日は朝から京都大へ行って、3名の先生方と1名の新M1生と次年度の研究相談。分子マーカーの実験施設なども見せていただいて来ました。最新機器は大量のサンプルの複数遺伝子座を同時に処理できるそうで、実験自体は集中してやれば結構あっさり終わってしまいそう。今春は何日か京都でスミレ摘みをして廻ることになりそうです。名城大の新4年生は・・・まだ誰もやりたいと言って来ないので、京都での卒研はたぶんなし。。。

第9回矢作川河畔林調査2007年03月11日 23:12

ネコヤナギ
 今日は矢作川河畔林鳥類調査へ。昨夜の雨は朝には止んでいたものの、今日は風が強く、寒い一日でした。河畔林ではウグイスが時々さえずったり、ネコヤナギの花が咲いていましたが、鳥影は少なく、まだまだ春遠しという感じでした。それでも、この定点では初記録のヤマセミが通過したり、定点の少し下流ではオシドリが70-80羽見られました。