古地図判読その42008年01月27日 23:28

 昨夜は3時過ぎまでかかって天明六年京都洛中洛外絵図(1786年)の読み取り。お蔭で今日の午前中は又しても寝て過ごし、午後からようやく愛知県図書館に行って(複製)花洛一覧図(1808年)を閲覧。
 花洛一覧図は、地図と違って、京都の町を西から見下ろした絵なので、どこまで正確かは他の資料とも照らし合わせて検討が必要ですが、樹木のあったらしい場所がよく判ります。情報が増えて嬉しさ半分、どこまでを樹林として採用するかの基準が難しくなって困惑半分。。。
 また、足利健亮編(1994)『京都歴史アトラス』(中央公論社刊)も大変参考になりました。
 最終的には、(現在は北西部等に僅かに残っている)御土居の分断・消失の歴史と、(現在の)京都御苑の樹林の分断と連結(公園化)の歴史、というあたりを細かく見ていくことで、何とかストーリーを創ることになりそう。。。