同窓会2008年06月01日 23:55

 昨日の午後~夕方に学部時代の研究室のN先生の還暦祝い(にかこつけた同窓会)があり、昨日と今日は東京滞在。自分も(2年次の正規と4年次の潜りの二度も受講した)N先生の「森林植物学」の講義で聞いた植物に関する小ネタを時々使わせて頂いております。。。学生数が多いのと(でも当時の講義は他学類生にも人気で結構な人数だった)、学内の樹種が少ないのとで、学内を連れ歩いての樹木講義はなかなかできないですが(代わりに学内外から枝葉をなるべく用意するようにしております)。なお、樹木小テストは他学群のS先生の講義の真似。

荒池緑地2008年06月03日 23:48

荒池
 今年も「困った時の荒池緑地」ということで、小雨の中を荒池方面へ行って植物採集。最大の目的であったアベマキを見つけるのに苦労しましたが、あとはネムノキ、ハゼノキがなかったくらいで、荒池方面で予定していた樹種は一通りサンプリングできました(毎年サンプルに苦労するなら、採れた時にさく葉標本を作っておけばよいのですが、毎回新鮮なものを用意しているというのが、努力の証というか、自己満足というか。。。)。
 鳥の方は、荒池でカイツブリの親子連れ、コアジサシ2羽、オオヨシキリ、いつの間に出来たのかカワウのコロニー、雑木林からはキビタキのさえずり(きゃんとうものにはこの程度の林で本種が繁殖しているというのはやや驚き)。

「緑地材料学」第8回2008年06月04日 22:18

 今日は「緑地材料学」講義の第8回。樹木テストは6回目で、葉のサンプルは、標本で代用したブナを含めて、一通り揃いました。満点者は24名。
 本日の講義は、「機能植栽」。遮蔽・境界植栽から始まって、防音・防火・防風・防潮・緑陰植栽、そして工場緑化とエコロジー緑化まで。時間丁度に終了。

生環実習フローラ調査22008年06月06日 22:58

ササユリ
 今週も1年生Fクラスの生物環境実習に同行し、愛岐処分場内二次林におけるフローラ調査を卒研生らと。
 我々は先週に引き続き、里山放置林に設置した20m四方の方形区もう1か所のフローラ調査。枯れ木や倒木で林床が結構明るくて、ユリ科草本など45種程度の維管束植物を確認できました。残る里山管理林のもう1つのコドラートに関しては、Y先生と1年生たちにいろいろ珍しいものも含めて記録していただけた模様。

「緑地材料学」第9回2008年06月11日 23:18

 今日は「緑地材料学」講義の第9回。樹木テストは7回目で、葉のサンプルは、3種ほど昨年の干からびた葉で代用したりして、ウメモドキ以外は揃いました。満点者は28名。
 本日の講義は、「植栽管理」。「剪定」は既に済んでいるので、病虫害防除や施肥などについて、今年度もネット上の写真を利用させてもらいながら紹介。
 このところ絶不調で、見通しが立たないものばかり。週末には風邪も引いて、昨日は葉のサンプリングにも出かける気力が出ず。。。まずは先延ばしできない仕事から処理せねば。

豊田両棲爬虫類調査22008年06月13日 23:51

アオダイショウ
 今日は卒研生3名と豊田市自然観察の森ともう1か所でカエル成体やカナヘビ、ヘビのカウント。レンジャーとA新聞の記者も同行して、サシバの巣も覗いて来ました。天気が良くて暑過ぎるのか、両生類・爬虫類ともに低調。

K学院大学内緑地見学2008年06月15日 23:46

八竜湿地
 今日の午前中はK学院大を訪問してキャンパス内の樹林や大学敷地内にある湿地を案内いただいて、管理方法についての御相談にのって来ました。立派なコナラやアベマキのほか、東海丘陵要素植物もいろいろあるようですし、学院のシンボルのユリも少しは自生しているよう。更に、名古屋市内の大学キャンパス内でキビタキのさえずりが聴かれるとは。。。大きな問題は、タケの侵入と植生遷移による常緑樹の増加もあって学生が学内林に入りたがらくなっていること。あとは建物間の(特に法面の)植栽をどうするかとか、湿地への散策路をどうするか等。なるべく後々の管理が省力化できるように計画していきましょう。
 午後は、昨日・今日とCOP10名古屋開催決定記念で無料開放の東山動植物公園を久しぶりに訪問。夕方は名駅に出て、本屋で約4時間・・・結局何も購入せず。

キンシバイ2008年06月16日 23:57

キンシバイ
 キンシバイ Hypericum patulum (オトギリソウ科)が名城大学の南東角にある小公園の前で咲いています。
 本種は中国大陸原産の半常緑広葉樹の灌木で、樹形は株立ち状で細枝が多く、剪定に耐え、耐陰性・耐寒性もあるので、根締め・下草としても多用されています。葉は全縁で対生。6~7月に梅の花に似た5弁の黄色い花を咲かせます。
 隣にはよく似たビヨウヤナギも植わっているのですが、花の形が異なり、長い雄しべが群がって立った5弁の黄色い花が大きく開いて咲きます。ここのビヨウヤナギの花はもうお終い。
 でも、本当に見分けが難しいのは、キンシバイとヒペリカム・ヒデコート(セイヨウキンシバイ)、ビヨウヤナギとヒペリカム・カリシナム。まだ自信がありません。。。

「緑地材料学」第10回2008年06月18日 21:50

 今日は「緑地材料学」講義の第10回。樹木テストは8回目で、葉のサンプルは、朝に大学周辺で調達して、ツゲ以外は揃いました(トウジュロやソテツは大きな葉で持ち歩く際に人目が気になる・・・)。満点者は33名。
 本日の講義は、「地被植物・竹笹類・芝生」。今季初の徹夜準備で昨年よりも内容を充実させましたが、最後は時間がなくなって、(書籍の)地被植物・竹笹類の写真をあれこれ投影して紹介することが出来ませんでした。
 徹夜のお蔭で午後のゼミは大変辛く。。。

Y誌投稿準備2008年06月20日 23:57

 今日の夕方は、卒業生に研究室に来てもらって、昨年度の豊田市自然観察の森周辺地域の植生調査結果のY誌への投稿原稿を検討。紀要とはいえ、やっぱりできれば「調査研究報告」ではなく、「原著論文」にしたいもの。。。