英語本『Lake Biwa』出版2012年06月02日 22:46

Lake Biwa
 2年前に原稿を書いた琵琶湖の英語本『Lake Biwa: Interactions between Nature and People』(H. Kawanabe, M. Nishino and M. Maehata (編), Springer)がようやく出版されたようです(少なくともeBookでは)。以下の1節とトピックス1つを分担執筆しています。
    2.7 Characteristics and Long-term Trends of the Avifauna of Lake Biwa. (By H. Hashimoto, H. Sugawa, and K. Kameda) p129-134

    Topic 23: Ramsar Convention and Wintering Waterbirds in Lake Biwa. (By H. Sugawa and H. Hashimoto) p505-506
 それにしても169.95 € は高額。。。ユーロ安の時に買っておきましょう。章別にPDFを購入することも可能ですが、生物リストはAppendixにあって、別売。

段戸裏谷原生林2012年06月03日 21:40

ギンリョウソウ
 今朝は両棲類調査地探しをしている名大・N先生と留学生の方に豊田市自然観察の森を案内した後、段戸裏谷へ。昼近くなのに、あちらこちらからコルリのさえずりが聞こえました。ミソサザイは近くでさえずっていたものの、林内は暗くて写真は真っ黒。昼過ぎに雨が降り始めたものの、ブナ林を散策。外来種のソウシチョウばかりということはなく、ちゃんとオオルリ、キビタキ、クロツグミなどもさえずっていました。
 下山後、豊田市内のサシバ生息地巡り。(天気や時間の問題もあって?)サシバの姿は見られなかったものの、長い尾を垂らしてさえずるサンコウチョウの雄の姿を観察することができました。

中部社叢研究会2012年06月05日 23:31

 今日の夕方は名大へ行って、中部社叢研究会の今後の調査の進め方の打ち合わせを数名で。植物屋(特に草本の専門家)が足りない。。。(私は中高木なら何とかなるつもりでいますが、基本的には鳥屋

「緑地材料学」第9回2012年06月06日 23:57

 今日は「緑地材料学」の第9回講義。樹木テストは6回目。樹木解説もほぼ一巡。しかし、簡単な植物用語の漢字を未だに読めない者も多くて、他人の発表を聞いていないことがバレバレ。。。
 本日のテーマは「植栽管理」。施肥、 病虫害防除と進んで、防寒・防暑と灌水はスキップ(スライドを見ておけば充分・・・)。

 夜はなごや生物多様性保全活動協議会の広報部会で、先月のセンター・オープニングイベントの反省会と夏のイベント(サマースクール?/なごや生きものいきいきウィーク?)に向けた会議。

騒音調査32012年06月07日 23:44

 (学内会議が長引いてスタートが遅れたものの)今夜は名大構内で先日途中で雨に降られた騒音調査のやり直し。3か所で測定し、残りの城山八幡の測定は託して帰宅。途中、アオバズクの声を聞くことができました。

キビタキ調査12012年06月08日 21:17

キビタキ雄
 今日の午前中は豊田市自然観察の森で唯一利用されているキビタキ巣箱を観察。ヒナがふ化したようで、雌雄共に巣箱にやって来て給餌していました。餌種の特定が今年も課題。ビデオ撮影方法を工夫しなくちゃ。午後に梯子に上って巣箱を覗いたところ、ヒナは3羽でした。

コゲラ2012年06月09日 22:28

コゲラ
 今日は名城大学の正門付近でコゲラ Dendrocopos kizuki (キツツキ科)の幼鳥が見られました。並木のソメイヨシノに適度に()枯れ枝が目立ってきて、上手い具合に巣穴が掘れるようになっているようだ。なお、シジュウカラの幼鳥も共通講義棟北から研究実験棟I付近をうろうろ。
 都市部へのコゲラの分布拡大には(松枯れと共に)このような街路樹や公園での桜の枯れ枝の増加も関わっているはずですが、どうやったらデータで示せるでしょうか?

豊田クモ観察会2012年06月10日 22:35

まどい
 今朝は7時半から豊田市自然観察の森の実習予定地での1時間の鳥定点調査を済ませてから、午前中はクモ観察会に参加。なかなかすぐには見分けられるようになれそうもないけれども、、、鳥の食物でもあるので、名前や生態を知っておきたい。。。

「緑地材料学」第10回2012年06月13日 22:36

 今日は「緑地材料学」の第10回講義。樹木テストは7回目。この期に及んで()満点を続けるのは2名。しぶといねぇ。樹木解説は二巡目に入りました。
 本日のテーマは「地被植物・竹笹類・芝生」。とりあえず全内容を駆け足で。今年は(二巡目の樹木解説に当たらなかった)受講生に代表的な地被植物・竹笹類・芝生の解説をしてもらう予定だったのに、時間がなく、今日は竹1種のみ。残りは次週に。

キビタキ調査<終>2012年06月15日 23:22

キビタキ巣箱内部(ため池近くということもあって、巣材にはテグスも)
 今日は7時半前から豊田市自然観察の森で唯一利用されているキビタキ巣箱を観察。しかし、2時間待っても親鳥が来ない。昼前に梯子に上って巣箱を覗いたところ、ヒナの姿はありませんでした。今年もヘビか何かにやられたのでしょうか?今日の午後にはヘビ対策をするつもりだったのに、食べ頃までヘビは待っているだろうと考えていたのが甘かった(しかし、蛇愛ずるOレンジャーによると、トタン板を幹に巻いたくらいではアオダイショウは登れるとのこと・・・)。とりあえず産座上に糞があったので、これの分析をしよう。プロジェクト最終年なので、キビタキの代わりにシロカネグモ類あたりで何とか成果らしきものを出したい。。。
 午後は例年のサシバ生息地に1時間ほど滞在して、一度だけ餌運びらしき姿を確認できました。