三宅島調査2015年03月24日 23:54

 昨日、今日と久しぶりの三宅島行き。筑波大チームに同行し、調査というよりは、調査地の機材の片付けや継続調査のためのルート整備が中心。そろそろまとめもしないといけないが、新たなテーマもみつかった。オオバヤシャブシはすでに芽吹き、オオシマザクラも咲いていた。テイカカズラの綿毛つき種子も漂っていた。

 帰りの航路は、前日の荒れた海とは打って変わって穏やかで、いつものオオミズナギドリに加えて、カンムリウミスズメやAlbatross3種も観られた。

三宅島調査2013年05月11日 23:47

ハチジョウススキとオオバヤシャブシ林
 木曜夜に東京・竹芝を出帆し、昨日の朝に三宅島入りして、一日半、火山灰堆積地を巡って、今年度の土壌・土壌動物調査地の下見。山の上の噴火被害程度の高い地域を中心に巡ったので、森林性鳥類は多くは見聞きできませんでしたが、だいぶ標高の高い地域にもアカコッコが進出してきていました。
 今日は朝から強い風雨で、船が港に接岸できるか心配でしたが、何とか無事に乗船できて戻れました。ただし、デッキでの海鳥観察は長時間は耐えられず、オオミズナギドリとカワウのみ。代わりに論文査読がはかどりました。

ESJ602013年03月09日 23:59

ポスター
 3月5日の夕方から9日まで静岡市で日本生態学会第60回大会でした。自身は熱田神宮林の植生の変化についてポスター発表。三宅島関連2件、洋上風発関連1件のポスターにも名を連ねさせてもらいました(それなりに貢献したつもり)。期間中、自然再生事業が行われた麻機遊水地を見学したり、筑波大関係者と大いに交流したりもできましたが、いくつか持って行った内職は、毎晩のように学会誌編集作業に悩まされて、全く進まず。。。

安定同位体比分析72012年12月29日 23:59

イズアオドウガネ幼虫(同時期・同地点採集でも大小様々)
 昨日と今日と、三宅島のイズアオドウガネ幼虫や植物サンプルを粉砕・カプセル詰めして、二日間で2回の安定同位体比分析。これで何とか3月の生態学会大会で名を連ねさせてもらっているいくつかの発表に、要旨締め切り前に、最低限の貢献はしたつもり。しかし、自分が代表で申し込んでいる発表の方の結果整理がまだまだ。。。

安定同位体比分析62012年10月19日 23:48

 昨日(日付改ざん)から徹夜して、(会議等の合間を縫って)三宅島のミミズや植物サンプルを粉砕・カプセル詰めして、二日間で3回の安定同位体比分析。ミミズの同位体比はなかなかおもしろい結果に。

鳥たちの冬支度~貯食2012年10月15日 23:52

 BIRDER誌11月号(Vol. 26[11], p8-9)に「鳥たちの冬支度~貯食」というタイトルで頼まれ原稿を書きました。10年以上前の三宅島での卒研を基に(時間がない中で)書いているので、ヤマガラ以外の情報が不十分かも。。。ホシガラスも秋に貯食した種子を翌年の繁殖時のヒナの餌にも使うそうです。

三宅島ミミズ調査2012年08月25日 23:51

調査地付近より神津島、式根島、新島、利島を望む(左から)
 昨日と今日の午前中は、三宅島での筑波大チームのミミズ調査に同行。コドラート内の土を掘り上げて、ミミズ探し。ついでにイズアオドウガネの幼虫も採取。なかなか集中力が必要だ。
 帰路の船では2時間海鳥観察をするも、オオミズナギドリばかり。力尽きた約30分後にイルカの群れが通過との船内放送が。。。夕方以降、東京湾内でもオオミズナギドリがちらほらいたほか、ウミネコもぽつぽつ。今夜は各地で打ち上げ花火が上がっていました。

安定同位体比分析52012年08月23日 21:30

 三日間で3回の安定同位体比分析。とりあえず9月の学会発表のデータは揃いました。あとはどう解釈したものか。
 三宅島のサンプルはあと少し残ってしまいましたが、今夜から更に追加のサンプル集めに出かけます。

安定同位体比分析再開2012年08月21日 23:42

 安定同位比分析装置の調子が戻ったそうなので、今日から前回やり残しのサンプルの分析を再開。今日は琵琶湖のオオバンの血液などを分析。でも、三宅島のサンプルはまだ多数あるので、2日間ではまた終わらないかも。
 せっせとサンプル粉砕とカプセル詰めをしないといけないのに、オオバンやカンムリカイツブリ文献も気になる。集中講義の準備もあと少し。しばらく忙しいのに、更に今日は「貯食」に関する原稿執筆も引き受けてしまいました。。。

安定同位体比分析42012年08月06日 23:34

 今年4度目の安定同位体比分析ウィークがようやく終わりました(後の予約が詰まっているため)。毎晩遅くまでサンプル粉砕やカプセル詰めをして、計7回分析。サンプル粉砕が追いつかなかったり、乾燥に失敗したり、結果が安定しないのでやり直したり、で全てのサンプルの分析が終わりませんでしたが、、、三宅島のイズアオドウガネはなかなか興味深い結果が得られました。豊田市自然観察の森で採集してきたオオシロカネグモの結果は、どう解釈してよいものやらよくわからない・・・。