三宅島-大路池と雄山2009年05月10日 23:52

雄山中腹
 今日は午前中に大路池を1時間半ほど歩いてバードウオッチング。10年前に卒研で観察したオオバエゴノキは枯れていました。スダジイは、噴火翌年を除いて、しばらく不作続きだそうで、オーストンヤマガラがだいぶ少なくなった印象。イイジマムシクイやタネコマドリ、モスケミソサザイ、シチトウメジロ、ミヤケコゲラ、アカコッコ、カラスバトは普通に見られました。
 その後、タブノキ林が枯れてしまい、卒研時のオオバエゴノキも枯れてしまった富賀神社をちょっと見てから、雄山の上の噴火被害の大きな場所を見学。火山灰が積もり、高濃度の火山ガスが頻繁に流れてくる場所は、ハチジョウススキでさえまばら。少し被害の軽い場所では、白骨化した枯れ木の下にオオバヤシャブシやハチジョウススキ、ヒサカキが繁茂。

 帰りの船は三池港発。デッキで3時半粘り、野鳥の会の人たちに混じって、海鳥ウォッチング。常にオオミズナギドリは飛んでいるので、それほど飽きない。カンムリウミスズメ(の飛び去る後姿)、ハイイロミズナギドリ、アジサシなどが見られましたが、野鳥の会の人たちはほかにも見つけていたようです。