サシバのハビタットモデル2006年09月08日 23:54

 某地域に里山の猛禽サシバの既存のハビタットモデルを適用させようと作業中なのですが、ピンポイント予測には既存モデルは上手く使えないかも。。。
 既存モデルのひとつは 2 km メッシュ単位での広域推定モデルなのですが、メッシュ内の森林と水田の境界線(餌場と見張り場の関係)が26 km あってようやくサシバ1番い、という重回帰モデル。1番いがそんなに広い範囲を動くわけない・・・。実際にはサシバに利用されない谷津田も含めたメッシュ単位のモデルでの値なので仕方ないか。。。
 既存モデルのもうひとつは判別分析をやっているものの、論文中には正答率しか記載されておらず、判別式が公表されていない。。。著者に直接尋ねてみるか?同じ場所のデータで解析してみるか???
 それにしても、環境省の植生図(自然環境GIS)の精度はかなり酷いかも。待ち切れずに出来たところから試験公開中の今度の1/2.5万植生図も、よく知っている場所など眺めるとかなりの手抜き。予算が少なすぎるのだろう。樹林と水田くらいなら複数時期の中解像度の衛星画像などで半自動的に分類した方が正確かもしれない。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
スパムコメント対策です。このぶろぐの管理者の名の読みを平仮名で入力して下さい。

コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://hashi.asablo.jp/blog/2006/09/09/516812/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。