元日 ― 2007年01月01日 22:07
喪中なので正月らしい行事は控え目にして、午前中は自宅でとある事典の原稿執筆を少し。夕方、植田川沿いを散歩して鳥を眺めてから研究室へ(帰りに見たら、5号館には1つだけ明かりの点った研究室がありました)。ようやく来月頭がプロシーディング原稿締め切りとなっている自分の研究のデータのGIS入力を開始。2002年夏から2年間の毎月の鳥類センサス・データを今頃になって入力しております。さすがに調査時の記憶が蘇って来る場面が少ない。。。今週中にデータ入力を終わらせ、1週間で解析をやって、1週間で原稿を書いて、1週間で英文校閲をしてもらって、、、で、何とか間に合うでしょうか。まだあと1回分の講義と試験の採点、岡崎市での市民講座、学会絡みの仕事もあるな・・・。
ところで、(以前から薄々気付いていましたが)このぶ・ろ・ぐの当初の目的であった「研究の一端と大学周辺の生物情報を紹介する」から最近外れ気味で、何だか壊れてゆく私の実況中継となっていることに改めて気付きました。。。年も変わったので、改めて本来の目的に戻ることを誓おうと思います。
ところで、(以前から薄々気付いていましたが)このぶ・ろ・ぐの当初の目的であった「研究の一端と大学周辺の生物情報を紹介する」から最近外れ気味で、何だか壊れてゆく私の実況中継となっていることに改めて気付きました。。。年も変わったので、改めて本来の目的に戻ることを誓おうと思います。
鳥のラインセンサス・データの位置入力 ― 2007年01月02日 23:44
今日は午後から紅茶を入れた水筒(ブレーカーが落ちて電気ポットが使えないので)とビスケットを持って研究室に行って、昨日の続きの鳥のラインセンサス・データの GIS 入力作業・・・のはずだったのですが、提出されたレポートを眺め直すなど脱線したりして、あまりはかどりませんでした。。。
鳥のラインセンサス・データのGISへの入力で一番面倒なのは場所を確定させること。現地で地図に落とす時にも誤差が発生するのに、さらに GIS に入力する際に調査時と異なる地図を使用して手入力していると誤差は拡大してゆきます。。。
ひとつの解決策として、調査時に GPS を利用して記録していく方法が考えられますが、森林内では GPS の精度はかなり落ちますし、折角重たい DGPS を持って行って精度を上げたところで、本当に記録したい鳥の位置は GPS を持った調査者の位置とは異なります(さらにレーザ測器を持って行って、方位と水平距離を記録するという方法もありますが・・・かなりの重装備ですし、誤差は少なくない。)。
そこで以前考えたのが、 ESRI 社の ArcPad (の評価版)の利用です(ArcPad の標準仕様についてはティンバーテックのHPへ)。ArcPad は Pocket PC でも利用できる GIS ソフトで、GPS と接続してリアルタイムで自分の位置を中心に表示しながら野外を歩き回ることができます。これに背景地図として航空写真を表示させると、現地で自分の位置と見えている鳥が止まっている樹木がGIS上でだいたい判ります。そこに直接、ペン入力で鳥のいた位置をポイント・フィーチャとして入力していけば、かなりの精度で、かつ後で再度 GIS 入力作業をすることなく、記録を付けて行くことができます。
しかし、このシステムを野外調査で試してみたのですが、GPS と Pocket PC を繋ぐケーブルや GPS のアンテナ・ケーブルが野外ではじゃまくさいし(この問題は Bluetooth GPS で解決できなくもない)、位置データ以外のデータ入力には手間取って鳥の調査では間に合わないし、評価版の ArcPad では20分ごとに起動し直さなくてはならないし・・・、で、結局、あまり使い物になっていません。。。でも、あまり頻繁に対象動物が出現しない調査時や、木の真下まで行けないような地形条件での樹木調査時には重宝するのでは・・・と密かに考えています。
鳥のラインセンサス・データのGISへの入力で一番面倒なのは場所を確定させること。現地で地図に落とす時にも誤差が発生するのに、さらに GIS に入力する際に調査時と異なる地図を使用して手入力していると誤差は拡大してゆきます。。。
ひとつの解決策として、調査時に GPS を利用して記録していく方法が考えられますが、森林内では GPS の精度はかなり落ちますし、折角重たい DGPS を持って行って精度を上げたところで、本当に記録したい鳥の位置は GPS を持った調査者の位置とは異なります(さらにレーザ測器を持って行って、方位と水平距離を記録するという方法もありますが・・・かなりの重装備ですし、誤差は少なくない。)。
そこで以前考えたのが、 ESRI 社の ArcPad (の評価版)の利用です(ArcPad の標準仕様についてはティンバーテックのHPへ)。ArcPad は Pocket PC でも利用できる GIS ソフトで、GPS と接続してリアルタイムで自分の位置を中心に表示しながら野外を歩き回ることができます。これに背景地図として航空写真を表示させると、現地で自分の位置と見えている鳥が止まっている樹木がGIS上でだいたい判ります。そこに直接、ペン入力で鳥のいた位置をポイント・フィーチャとして入力していけば、かなりの精度で、かつ後で再度 GIS 入力作業をすることなく、記録を付けて行くことができます。
しかし、このシステムを野外調査で試してみたのですが、GPS と Pocket PC を繋ぐケーブルや GPS のアンテナ・ケーブルが野外ではじゃまくさいし(この問題は Bluetooth GPS で解決できなくもない)、位置データ以外のデータ入力には手間取って鳥の調査では間に合わないし、評価版の ArcPad では20分ごとに起動し直さなくてはならないし・・・、で、結局、あまり使い物になっていません。。。でも、あまり頻繁に対象動物が出現しない調査時や、木の真下まで行けないような地形条件での樹木調査時には重宝するのでは・・・と密かに考えています。
名古屋港水族館 ― 2007年01月03日 19:19
今日は午前中に大学に寄って久しぶりのHDDバックアップ作業を命じておいてから、昼頃に名古屋港水族館へ。
水族館の人気者はやはりかいじゅう(海獣)。鳥羽水族館は鰭脚目が多いですが、名古屋港水族館は専らクジラ目で(鳥羽もスナメリとイロワケイルカがいるが、イルカ・ショーはない?)、名古屋だけに目玉は何と言ってもシャチのクー。バンドウイルカの華麗なジャンプに負けじと、その巨体で反ったり跳ねたりしていました。イルカの仲間はサービス精神が旺盛なので(?)、見ていて飽きないですね(ウミガメは砂浜に上がってくるので無理矢理ランドスケープ・デザインと結び付けられなくもないですが、どうゆう口実でスナメリ等のクジラ目を研究対象にできるか思案中。。。)。
ベンギンは、エンペラー、アデリー、ジェンツー、ヒゲの4種。ちょっと過密かも。でも、繁殖地ではこんなものでしょうか?
水族館の人気者はやはりかいじゅう(海獣)。鳥羽水族館は鰭脚目が多いですが、名古屋港水族館は専らクジラ目で(鳥羽もスナメリとイロワケイルカがいるが、イルカ・ショーはない?)、名古屋だけに目玉は何と言ってもシャチのクー。バンドウイルカの華麗なジャンプに負けじと、その巨体で反ったり跳ねたりしていました。イルカの仲間はサービス精神が旺盛なので(?)、見ていて飽きないですね(ウミガメは砂浜に上がってくるので無理矢理ランドスケープ・デザインと結び付けられなくもないですが、どうゆう口実でスナメリ等のクジラ目を研究対象にできるか思案中。。。)。
ベンギンは、エンペラー、アデリー、ジェンツー、ヒゲの4種。ちょっと過密かも。でも、繁殖地ではこんなものでしょうか?
冬休み最終日 ― 2007年01月04日 23:36
今日は大学の(事務の)冬休み最終日。まだ暖房が入らなくて寒い中(電気ストーブは卒研生に・・・)、研究室でデータ入力作業を粛々と。2年間の毎月1回の鳥類センサス・データだと思っていたら、秋のアオモジ果実の時期は月2回やっていました。。。これでは時間がかかるので、当面の学会発表に必要な繁殖期(5~7月)と越冬期(12~2月)、それぞれ2シーズン分ずつのデータのみ、とりあえず今週中に入力しよう。。。
リクエストにお応えして(?)昨日の名古屋港水族館のカマイルカのアップ写真を掲載(トリミングしています)。
リクエストにお応えして(?)昨日の名古屋港水族館のカマイルカのアップ写真を掲載(トリミングしています)。
始業 ― 2007年01月05日 23:27
今日から大学(の事務)もようやく始業。暖房と電気も復旧。郵便物も受け取れました。
昼頃に大学主催の新春交流会なるものが食堂で開催されました。理事長と学長の挨拶の後、食事をつまんで、源平合戦の屏風を拝見させて頂いて、農学部の先生数名を見つけて御挨拶してアリバイも成立したところで退出し、研究室に戻ってGISデータ入力作業の続き。ようやく半分終わりました。たぶんあと丸々1日あれば終わるでしょう。しかし、明日は来週の講義の準備を先に終わらせておこう。。。大学図書館は明日から開館。
調子に乗って(?)、またまた一昨日の名古屋港水族館のカマイルカの全身写真をこのぶろぐで掲載可能な最大サイズ(長辺300pixel)で掲載(トリミングなし)。
昼頃に大学主催の新春交流会なるものが食堂で開催されました。理事長と学長の挨拶の後、食事をつまんで、源平合戦の屏風を拝見させて頂いて、農学部の先生数名を見つけて御挨拶してアリバイも成立したところで退出し、研究室に戻ってGISデータ入力作業の続き。ようやく半分終わりました。たぶんあと丸々1日あれば終わるでしょう。しかし、明日は来週の講義の準備を先に終わらせておこう。。。大学図書館は明日から開館。
調子に乗って(?)、またまた一昨日の名古屋港水族館のカマイルカの全身写真をこのぶろぐで掲載可能な最大サイズ(長辺300pixel)で掲載(トリミングなし)。
水温計 ― 2007年01月06日 23:12
豊田市自然観察の森で1月末から開始する研究の調査項目をちょっと検討していて、(今まで水族関係にはやや疎かったので)最高・最低水温計を探してみたところ、日本動物薬品株式会社のマルチ水温計なる商品を見つけました。気温と水温を測定できるデジタル水温計で、過去の最高温度と最低温度を記憶できるとのこと。価格も定価1,365円(実際には半額くらいで売られている)と、この機能にしては非常に安価に思えます。これなら(100個と言いたいところだが)50個くらい(N先生の研究室に)買って(もらって)、ふゆ水田んぼや農業用水路のあちこち、そして卵塊の脇にも仕掛けて回れるかな?
研究対象は公然の秘密?だいぶ後発組なので、何かしら他所とは違ったことをしなくてはなりません。。。水温については学部時代にお世話になったK脇先生が既にやってますね。
研究対象は公然の秘密?だいぶ後発組なので、何かしら他所とは違ったことをしなくてはなりません。。。水温については学部時代にお世話になったK脇先生が既にやってますね。
プラネットアース「極地」 ― 2007年01月07日 23:35
三連休は・・・ ― 2007年01月08日 21:41
土曜日に講義準備を済ましてGISデータ入力も連休中に終えるつもりだったのですが、結局、三連休は明日の「緑地環境学」の講義準備だけしか進みませんでした(実はまだ講義準備も終わっていない。。。)。
昨日は名古屋も雪で、雪から雨に変わった午後に研究室に行くも、暖房なしでは寒くて仕事にならず。。。今日も夕方まで雨だったので自宅で講義準備。車を年が明けてから動かしていなかったので、夕方にちょっとだけ車で買い物へ。釣具屋へ行って、防寒長靴購入(調査用)。
昨日は名古屋も雪で、雪から雨に変わった午後に研究室に行くも、暖房なしでは寒くて仕事にならず。。。今日も夕方まで雨だったので自宅で講義準備。車を年が明けてから動かしていなかったので、夕方にちょっとだけ車で買い物へ。釣具屋へ行って、防寒長靴購入(調査用)。
「緑地環境学」第14回 ― 2007年01月09日 23:26
今日は「緑地環境学」の第14回(最終回)講義。テーマは「リモートセンシングによる緑地の診断」。
本日のキーワード
今日はレポートをひとりずつ返して顔を覚える努力するつもりで、予定通り(?)駆け足で講義を終わらせてレポートを返却しましたが、成人式疲れで(?)、今日は欠席者が多かったようです。120名に次々にレポート返却して行くと、やっぱり一度に全員の顔を覚えられませんでした。。。
なお、本日の欠席者で、レポートの点数が判らないと試験が怖くて食事も咽を通らない・・・という方は研究室までレポートを受け取りにお越し下さい。そうでなければ、試験時に返却する予定(友人が代わりに預かっていったものも結構あります)。
本日のキーワード
- リモートセンシング
- 電磁波
- 分光反射率
- 放射輝度
- 大気補正・地形補正
- 可視光
- 近赤外
- 中間赤外
- 熱赤外
- 人工衛星
- センサ
- 分光解像度/バンド
- 空間分解能
- 時間分解能
- 光の三原色
- トゥルーカラー合成(true color composite)
- ナチュラルカラー合成(natural color composite)
- フォルスカラー合成(false color composite)
- 土地被覆分類(教師付き分類、教師なし分類)
- ソイルライン(soil line)
- 正規化差植生指数(NDVI:normalized differential vegetation index)
- 土壌調整植生指数(SAVI:soil-adjusted vegetation index)
今日はレポートをひとりずつ返して顔を覚える努力するつもりで、予定通り(?)駆け足で講義を終わらせてレポートを返却しましたが、成人式疲れで(?)、今日は欠席者が多かったようです。120名に次々にレポート返却して行くと、やっぱり一度に全員の顔を覚えられませんでした。。。
なお、本日の欠席者で、レポートの点数が判らないと試験が怖くて食事も咽を通らない・・・という方は研究室までレポートを受け取りにお越し下さい。そうでなければ、試験時に返却する予定(友人が代わりに預かっていったものも結構あります)。
卒研文章指導開始 ― 2007年01月10日 23:36
昨日から卒業研究の文章の個人指導を開始しています。自分が文章指導担当となった3名の卒業研究の全貌は、まだ明らかになっていません。。。まあ、1月末になってから徹夜で解析を手伝ったことも何度かあるし、どこでも同じ状況かも。。。今更ながら、論文を読むように文献リストを作成して指導してみたり。。。来年度は論文紹介(自主)ゼミでもやらないとまずいかも。Rを使った統計学(自主)勉強会も合同開催する必要があるな。。。ポスドクを招いて、その方にやっていただけるようになるとありがたいのだけれども。
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