ステップガーデン2008年03月16日 23:50

アクロス福岡
 今日の午前中は、(学会会場へ向かう前にアクロス福岡に寄り道して、階段状の屋上緑化をしているステップガーデンを最上部まで登って見学してきました。
 上手くいっているほうだとは思いますが、やはり水不足となりがちのよう。ツブラジイなど将来大木になるような樹種も植わっているのですが、今後10年、20年後は大丈夫でしょうか。。。超過密林分になりそうですが、間伐するにもあのスペースでは作業が大変そうですし、根鉢の広さも足りなくなるのが目に見えているような気が。。。

和白干潟2008年03月17日 23:18

和白干潟
 今日の午前中は博多湾の東に位置する和白干潟を見学。カモ類はある程度残っているようでしたが、シギ・チドリ類やカモメ類はほどんといなくて、ミヤコドリ(4)、ハマシギ(5)、セグロカモメ(1)のみ。カモ類はマガモ、オナガガモ、ヨシガモ、ヒドリガモ、スズガモ、ウミアイサ。あとは干潟らしい鳥は、ダイサギ、コサギ、カワウ、トビ、ミサゴなど。渡り前だからなのか、干潟にも海岸林にもツグミが多数。ジョウビタキやシロハラ、ミソサザイなども干潟付近のブッシュにいて、ツグミやミソサザイはさえずり練習もしていました。

 えーと、昼から本業?の学会ポスター発表を「都市の高層化が鳥類の営巣分布に及ぼす影響」なるタイトルで。夕方は懇親会。
 結局、学会期間中も、いろいろ見学したり、夜は毎晩2時・3時まで報告書原稿の修正。また、学会期間中にいろいろなジャンルの書籍を買い込んで、散財してしまいました。。。

卒業祝賀会2008年03月18日 23:41

苔玉
 今日は朝7時博多発の新幹線に(5時間半!)乗って一旦帰宅し、荷解きしたり着替えたりしてから、13時に金山へ行って名城大学農学部(後援会主催)の卒業祝賀会。卒業生から熊の形の苔玉を研究室に頂きました。適度に水をやらねば(植物に対して水をあげるというのは正しい日本語ではないらしい・・・)。ギンゴケでもそこらから採集して来て、首のあたりに三日月状に植え付けてみるかな?銀色が目立ってきたら、水不足のサインになったりして(それにしても、動物の形をしているからといって、苔玉をトピアリと呼ぶのはちょっとマズイのでは・・・)。
 えーと、祝賀会では教員も入った集合写真ほかを学生たちがたくさん撮っているわけですが、ついぞ写真を貰ったことが無いとN教授がぼやいておりました。是非、メール等で集合写真を教員にも送ってあげて下さい(女子学生とのツーショットは保管場所に困るのでやめましょう)。

北京喜鵲営巣分布調査へ出発2008年03月20日 10:44

 昨日はいろいろ報告書やら論文査読報告などの仕事を片付けて、今日、これから北京でのカササギ営巣分布調査へ出発。しばらく更新できないかもしれませんが、きっと、たぶん、北京で調査に励んでいますので、ご心配なく。。。
 しばらく手が回っていなかった学会雑用や報告会プレゼン準備などは旅先でもやらねば。。。

北京喜鵲営巣分布調査初日2008年03月21日 23:59

ビル街のカササギの巣
 今日(日付改ざん)から北京でカササギの営巣分布調査を開始。今日は中国農業大学の修士の院生の方に道案内をしていただいて、東二環路をロシア大使館付近から建国門まで南下しながら、時々内側にも入って、カササギ、オナガの巣の位置などを記録して回りました。ちょうど今、カササギは造巣中で、ペアで活発に動いているので、(古巣を除いた)密度もある程度正確に推定できそうです(九州よりも繁殖ステージがだいぶ遅いのですが、数少ないインターネット情報(非バードウオッチャーの日記)が正確で、良い時期に調査に来れました)。両種の巣等の記録は、姿のみの記録も合わせて、約80に。
 観察した野鳥は、キジバト、アカゲラ、シジュウカラ、コイカル、スズメ、ハッカチョウ、カササギ、オナガ、ハシブトガラス。
 夜は中国農業大の先生や院生とカラオケ屋へ行って夕食等。カラオケはK大造園のY教授時代からの伝統行事(?)らしい。。。

北京喜鵲営巣分布調査2日目2008年03月22日 23:53

この巣は今年は使われない模様・・・残念。
 今日は、中国農業大学の修士院生とポスドクの方に同行いただいて、旧鼓楼大街から雍和宮大街までの胡同地区でカササギ、オナガの営巣分布調査。昨年度の予備調査でも回った地区ですが、落葉期に調査すると、昨年度見落としていた巣がいくつも。。。今日の両種の巣等の記録は、姿のみの記録も合わせて、約50。今日はアカゲラを住宅地内の2か所で見かけたほか、住宅内の樹木に古い巣穴がありました。
 鼓楼のすぐ横のカササギの巣2つは、残念ながら、今年は使われそうにありませんが、鼓楼の上から見える範囲の3つの巣にはカササギの出入りを確認できました。今年5月には、ここから行動追跡を行う予定。
 今日観察した野鳥は、アカゲラ、コイカル、スズメ、ムクドリ、カササギ、オナガ、ハシブトガラス。

北京喜鵲営巣分布調査3日目2008年03月23日 22:49

植物園の山桃(カササギの巣を背景に・・・)
 今日は、大学院時代の後輩の留学生で北京植物園勤務の方に道案内いただいて、北京植物園と北京動物園を見学しました。天気の良い日曜日とあって、植物園は山桃とモクレンの花を見に来る人で大賑わいでした(北京はヒノキが庭園樹としても多いので、花粉症が・・・)。カササギも植物園、動物園ともに、ポプラに巣が多数あったほか、親鳥たちも地面で動物園の餌を失敬していたり、樹上で群れていました。なわばりはいったいどう形成されているのやら。。。
 今日観察した野鳥は、カイツブリ、ゴイサギ、キジバト、アカゲラ、ジョウビタキ、アトリ、コイカル、スズメ、ムクドリ、ハッカチョウ、カササギ、オナガ、ハシボソガラス、ハシブトガラス。動物園の水禽池には、たぶん飼われていると思われる(翼の切っていない)水鳥たちがいろいろ。メジロガモやアカハシハジロもあれだけたくさんいるとありがたみもないような。。。

北京喜鵲営巣分布調査4日目2008年03月24日 23:59

カササギ
 今日(日付改ざん)も中国農業大学の修士の院生の方に道案内をしていただいて、安定門東大街と建国門内大街の間の南北の大通り2本を往復してカササギとオナガの巣の調査。市中心部に近いところで、樹木の量も減るので、巣の数はやや少なめ。それでもアカゲラを1か所で目撃。昨日とうって変わって寒い一日で、連日の殺人的な重さの荷物(や夜のふろしき残業)もあって、最後はへろへろに。。。それでも、いちおう今回の調査で予定していた範囲はほぼ歩けました。
 今日観察した野鳥は、アカゲラ、コイカル、スズメ、カササギ、オナガ、ハシブトガラス。

北京喜鵲営巣分布調査から帰国2008年03月25日 23:44

 北京から無事帰国しました。今回の調査で、カササギの巣186個、オナガの巣13個、アカゲラの巣1個を記録しました。これからデータ整理と分析が始まります(が、卒研生に頑張ってもらう予定)。私はまだまだ多忙な3月が続く予定。。。
 最後の最後まで中国農業大の先生、院生にお世話になってしまいました。太謝謝您了!

文献検索2008年03月27日 23:54

 今朝は5時まで琵琶湖研究の報告会絡みの原稿の修正をやっていて、昼間はあまり頭が働いていなかったので、今日はもうすぐサービス終了の CiNii + Citation Index を使ってあれこれ文献検索。欧米ではゲーム・ハンティングが盛んだからか水鳥研究が進んでいますね。。。ハジロ類では何故かコスズガモが人気?