「緑地環境学」レポート結果 ― 2009年01月04日 22:50
年末年始は、実家から一歩も外出せずに、「緑地環境学」のレポート採点。
- A評価(40点):25名
- B評価(35点):40名
- C評価(30点):31名
- D評価(25点):9名
- E評価(20点):7名
- 未提出者:18名
「緑地環境学」第12回 ― 2009年01月06日 23:59
今日は「緑地環境学」の第12回目の講義。テーマは「自然再生とミティゲーション」。今日も早々に講義を終えて、レポート返却。
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本日の講義の要点
- mitigation(ミティゲーション)とは「緩和、やわらげること」。特に環境政策分野では「人間行為が環境に及ぼす悪影響の緩和」、「野生生物の減少を軽減すること」とされている。
- 日本の環境影響評価制度では、事業者が自ら開発対象地の環境をよく調べ、開発計画が環境に及ぼす影響をあらかじめ予測して、その影響を最小にするための保全対策(ミティゲーション)を検討する。これらの過程で検討結果を公開し、住民や自治体など外部の意見を広く聴くことになっている。
- 環境アセスメント手続きの流れは、
1.対象事業の決定(スクリーニング)
2.アセスメント方法の決定(スコーピング)
3.アセスメントの実施(調査・予測・評価)
4.アセスメント結果について意見を聴く手続き(準備書公開、評価書作成)
5.アセスメント結果の事業への反映(事業の実施、環境保全対策の実施、事後調査の実施など) となっている。
- ミティゲーションの種類は、回避、最小化、代償に大別され、この順に優先される。
- 自然再生事業とは、過去に損なわれた自然環境を取り戻すことを目的として、多様な主体が参加して、自然環境の保全、再生、創出等をする事業。
サシバ生息地見学 ― 2009年01月07日 23:19
昨日の昼頃から筑波のMさんに名城大まで来ていただいて、豊田のサシバ生息環境モデリングの相談。ベースとなる植生図の精度がまだまだ問題で、生態学会大会の要旨締切に間に合うのやら。
今日は、豊田のいくつかのサシバ生息地を廻ってきました。
今日は、豊田のいくつかのサシバ生息地を廻ってきました。
「緑地環境学」第13回 ― 2009年01月08日 23:53
今日は火曜日の振替講義日で「緑地環境学」の第13回目の講義。テーマは「沙漠化防止」。今回はHさんがまとめた要点に加筆。
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砂漠化の現象には、植生破壊・土壌劣化・土壌侵食・砂の集積などがあり、原因は自然的要因・人間活動の2つが考えられる。
- 砂漠化防止:環境の劣化を防ぎ、土地の生産力の減少を食い止めること。
- 砂漠緑化:砂漠化した半乾燥地・半湿潤地を元に戻すこと。
自然的要因として挙げられるのは、干ばつ、温暖化で、人間活動は、過耕作、過放牧、灌漑、森林破壊等が挙げられる。また、人口増加や定住化政策といった社会的背景の影響も大きい。
また人間活動は「おきかえタイプ」と「使いすぎタイプ」に分けられ、「おきかえタイプ」は今まであった生態系を向上させようと他のものとおきかえた行為が失敗した結果、砂漠化が起きてしまったもので、「使いすぎタイプ」は今まであった生態系をそのまま利用しているが、利用限度を超えてしまって砂漠化がおきるものである。
生環実習レポート採点 ― 2009年01月10日 22:39
1年生の生物環境科学実習のレポートが回覧されてきました。今日の午後は、積み上げられた120名超分のレポートを見てげんなりしていましたが・・・夕方に意を決してEクラス分を採点。どこぞのホームページから文章をコピーしてくるにしても、フォントくらいは直して統一して欲しいなぁ。
生環実習レポート採点2 ― 2009年01月11日 23:16
今日も1年生の生物環境実習のFクラスのレポート採点と、2年生「緑地環境学」講義の出席カードの整理で終わってしまいました。。。
ロウバイ ― 2009年01月12日 22:45
名城大学の新しく整備された中庭の階段脇に植えられたロウバイ Chimonathus praecox (ロウバイ科)が咲いています。
本種は中国原産の落葉低木で、まだ葉のない1~2月に香りのよい黄色い花を咲かせ、正月花にも使われます。葉は全縁で対生します。
本種は中国原産の落葉低木で、まだ葉のない1~2月に香りのよい黄色い花を咲かせ、正月花にも使われます。葉は全縁で対生します。
「緑地環境学」第14回 ― 2009年01月13日 21:55
今日は「緑地環境学」の第14回目の講義。テーマは「リモートセンシングによる緑地の診断」。3年目にしてようやくリモセン画像解析ソフト(EARDAS imagine 9.3の License borrowing 機能を利用)とGISソフトの操作(?)を実演。
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今回はKさんがまとめた要点に加筆。
- リモートセンシング
遠隔探知。電磁波の反射・放射を用いて、非接触で対象の情報を得る技術。
<観測方法>
受動型/能動型、地上計測/航空計測/衛星計測
- 衛星画像の種類と特徴
- 分光解像度:観測波長帯の幅とバンド数。
- 空間分解能:画素の大きさ。コスト、バンド数、観測幅との兼ねあいで制限。
- 時間分解能:観測頻度(静止軌道衛星:高、極軌道衛星:低)
- リモートセンシングによる緑地の診断
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森林率、植生タイプ分類、植物の活性、植物のバイオマス量、森林の一次生産量etc
- 植生指数
- 正規化差植生指数(NDVI)、土壌調整植生指数(SAVI)など
- 地理情報システム(GIS)
空間的な位置データを伴う情報をデータベース化したもの。
温暖化とシダの分布拡大 ― 2009年01月15日 23:39
今日の午後は大学院セミナーで、きしわだ自然資料館の村上博士に「温暖化によるイヌケホシダの分布変化とその予測に関する研究」というテーマでご講演いただきました。イヌケホシダは今後、岐阜県に分布拡大していく可能性があるそうで、イシカグマも三重県を海岸沿いに北上している可能性があるそうです。これらのシダを見かけられたら報告しましょう。

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