トビ2007年10月12日 23:02

トビ(写真は岐阜県内で撮影)
 今日の午前中、名城大学5号館上空をトビ Milvus migrans(タカ科)がカラスと一緒に飛んでいきました。
 トビの特徴は、何と言っても凹型の尾と翼の薄さです。主に屍肉食で狩りはあまりしませんが、人の手元から食べ物をすばやくかっさらっていきます。
 大型猛禽出現!と色めき立ったのにトビだと判るとガックリ。。。でも大学周辺で見かけるのはやや珍しい。

いのちの森自然観察会2007年10月13日 23:59

 今日は梅小路公園グリーンフェア「いのちの森」自然観察会にスタッフとして参加のため、9時過ぎに京都へ(寝坊して新幹線利用。。。)。今日はちょっと観察会参加者は少なめ。例年は体育の日を含む三連休にあるのですが、今年は1週間遅かったからかもしれません。
 受付にいる時間が長くて、あまり園内を歩かなかったのですが、ヒタキsp(たぶんキビタキの雌または幼鳥)やコゲラなども記録できました。

「緑地環境学」第4回2007年10月16日 23:58

 今日は「緑地環境学」の第4回講義。本日のテーマは「街路樹の役割」。PC不調でなかなかパワーポイントが立ち上がらなかった上、FD委員会から依頼の授業満足度アンケートを1週間勘違いしてやってしまって時間を取られ、講義はやや駆け足に(とは自分では思っていないのですが、スライドを写す時間がまだ足りないらしい。スライドは学内サーバで提供しているので、要点だけ書き留めればよろしいのですが)。
 昨年の講義がつまらなかったので、今年は絵を増やしたり、構成を少し変えてみたり、街路樹の葉の現物サンプルを持ってきたりしたものの、やっぱりつまらないらしい。
 役に立つ講義をやれ、と言われても、全員がランドスケープ分野に進むわけでもないので、全員の卒研や就職に役立ちそうな知識など、この講義では望めません(統計やリモセン・GIS等の技術的な内容でも良いなら別ですが)。新たな視点で多角的に森、川、街のみどりを見ることができるようになる、ちょとだけ人生を楽しんだり快適に暮らすのにプラスになる、が講義の目標ではいけないですかねえ。まあ、頭が冷えてから冷静に対処しましょう。

五条川見学2007年10月16日 23:58

五条川
 今日の午後はゼミで岩倉市から江南市にかけての五条川沿いを歩きました。桜堤といわゆる多自然川づくりが。。。橋のデザインには面白いものが多かった印象。
 見かけた野鳥は、コサギ、アオサギ、カルガモ、ケリ、キジバト、ヒバリ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、シジュウカラ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラスなど。

 帰る途中に鶴舞中央図書館に寄って、中西悟堂著『定本 野鳥記』を全巻ぱらぱらと眺めて、頼まれている昔の里山林の林床の写真を探すも、(ヨタカが座っている地面の写真などはありましたが・・・)目的に叶う写真は見つからず。明日は牧野富太郎の著作に当たろうか。。。

白川植物標本同定作業2007年10月17日 23:41

ドロノキ
 今日の午後は、週末に学生が白川郷の熊調査で採集してきた植物標本を3時間くらいかかって同定(先々週末に撮ってきた写真の同定にもそれ以上の時間がかかっています)。それでもいくつか不明種が残ってしまいました。。。花のないキク科草本等は無理としても、木本でも検索表を引いても判らないのは悔しい限り。木本の同定の最後の決め手は冬芽だということを再認識している今日この頃です。

「GIS講習会」第3回2007年10月18日 23:23

 今日は「GIS講習会」の第3回。「数値地図の利用」を実習しました。本当は「地形解析」まで進むつもりでしたが、少し遅れ気味(私の予習のほうも・・・)。
    本日の内容
    3-1 数値地図の入手先と変換プログラム 3-2 投影変換と座標変換
    • 投影法の定義(.prj ファイルができる
    • 投影法の変換(<--今日はやるのを忘れました・・・地理座標系(経緯度)で作成されているデータは、後のメートル単位の距離や面積の計算のために投影座標系(UTMなど)に変換しておいた方が良い
    3-3 ラスタ-ベクタ変換
    • フィーチャをラスタへ変換(<--今日はやれませんでした
    • ラスタをフィーチャへ変換(<--今日はやれませんでした

    • 内挿してラスタへ変換
        標高(DEM)のポイントデータをラスタへ変換

「生物学実験」毎木調査F2007年10月19日 22:36

N館前広場(撮影は一昨日)
 今日の午後は、TAの(他研究室の)院生1名と研究室の卒研生2名に手伝ってもらいながら、Fクラスの「生物学実験」で森林の調査(毎木調査)。N館前の広場のケヤキとメタセコイヤの樹高、胸高直径、枝張り、枝下高を測定する予定だったのですが、あいにくの雨で、屋根の下から樹高測定を2本だけしてみたり、2階の渡り廊下の丸柱で胸高直径を測る真似事をしてみたり。。。
 あとは教室に戻って、既に計測しておいたデータを使って、胸高断面積合計(BA)や胸高断面積合計比(RBA)を計算したり、樹冠投影図を作成。
 最後にトレーシングペーパーを渡して、造園プレゼン図面と群落断面図も次回までに描いてくるように宿題。余力があればコピーして着色も。。。

矢作川河畔林調査報告会2007年10月20日 23:48

 今日の午後は豊田市へ行って、1年半やってきた矢作川河畔林調査のまとめの報告会(といっても最終報告書は年度末)。
 植物、動物(哺乳類・両生類・は虫類)、鳥類、昆虫(コウチュウ・チョウ・ガ・半翅・トンボ・直翅・ユスリカ・トビゲラ・アリ・トビムシ他)、貝類、ミジンコ等、地域社会の各部門からの報告を聞きつつ、どこか鳥のデータと組み合わせて論文にできるデータがないかと検討していましたが・・・餌との関係で解析しようにも、調査時間帯や(餌動物の)調査対象生育ステージがちょっと異なる。

北京のだいち画像2007年10月21日 22:10

 首を長くして待っていた北京のだいち(ALOS)衛星画像がようやく10月17日に撮影されたようです。何とか落葉前に間に合った模様(かどうか現地に問い合わせ中)。北ニ環路の北側には小さい雲がまだら状に広がっているけれども、5月に調査した鼓楼・鐘楼周辺はぎりぎりセーフ。これで科研プロジェクトもこけずにすみそうです。画像処理ソフトもようやく購入に踏み切れます(とは言え、合見積とって、入札かけて、アカデミックライセンス取得して・・・とやっていたら1か月以上はかかりそう)。
 次なるハードルは、高度な画像処理(都市3Dモデリング)の外注を合見積をとって入札でやれるのかということと、来年度の卒研生を海外現地調査に連れ出せるのか(希望学生がいるのか?、学部学生の海外調査旅費を出したことがないという学術支援センターの前例を打破できるのか?)というところ。

マユミ2007年10月21日 22:40

マユミ
 名城大学東門から塩釜口駅方面に向かう途中の植え込みで、マユミ Euonymus sieboldianus(ニシキギ科)がピンク色の果実をぶら下げています。
 本種は落葉広葉樹の小高木で、雌雄異株です。花は緑白色の集散花序で目立ちませんが、雌株は秋にはぼんぼりのようなピンク色の実をぶら下げるので目立ちます。実はやがて割れて、赤い種子が姿を覗かせます。