10mメッシュ標高データ処理2010年10月10日 19:29

とある島の地形
 昨日と今日は某学会の編集作業をしつつ、並行して国土地理院提供の10mメッシュ標高データのGISへの取り込みと地形解析。50mメッシュの時代に比べて細かな地形もよくわかるようになりました。10mメッシュの標高データを使うならば、空中写真もちゃんと単画像オルソ幾何補正くらいはやらないと論文にならないのですかね。また新たな下請け仕事を自主的に(?)やらねばならなさそう。

 ArcGISへ10mメッシュDEMを取り込む方法のメモ。
    1. 基盤地図情報ダウンロードサービスJPGIS形式を選択し、 基盤地図情報(数値標高モデル)の10mメッシュ(標高) から都道府県単位あるいは1/2.5万地図の図画単位で選択し、XML 文書形式のデータ(ZIP形式で圧縮されている)をダウロードする。

    2. ESRIジャパン社のサポートページから BMapConvInstaller.zip をダウンロードしてきてインストールする(年間保守契約が必要。しかしネットワーク上の某所に置いてある。ArcGIS 9.3以降対応。)。ArcMapのツール→カスタマイズのコマンド(C)のカテゴリ(G)中からJapan Utilitiesを選択し、コマンド(D)中の基盤地図情報変換ツールをツールバーにドラッグ&ドロップする。

    3. ArcCatalogでパーソナルジオデータベースを新規作成する。ArcMap上で基盤地図情報変換ツールを起動し、XML形式(または圧縮されたZIP形式)の標高データを入力データ、作成したパーソナルジオデータベースを出力データとして変換する(同一ファイルにまとめたい複数XMLファイルを入力可。同一種別のデータは1レイヤとして保存にチェックを入れる)。

    4. データフレーム形式をUTMなどの投影座標系にしたArcMap上に、上記パーソナルジオデータベース内のDEM区画を追加する。元データの座標系がJGD2000の緯度経度なのでメートル単位に変換するため、このDEM区画の名前の上で右クリック、データ→データのエクスポートで新たなファイルを作成する。空間参照は現在のデータ フレームUTMなどの投影座標系)を選択、出力ラスタのセルサイズを10mの正方形、形式をIMAGINE Imageとして、適切な場所・名前で保存する。

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