ランドスケープ・デザイン演習最終回(Eクラス)2012年07月16日 18:01

 今日は「海の日」。(今夜は海上の人となる予定ですが)昼間は講義日で、Eクラスのランドスケープ・デザイン演習の最終回。各人4分間で自分の公園設計図面を発表してもらいました。いろいろ注意点を言ってきたので、例年に比べれば、まあ良かった方では。。。でも、ランドスケープ・デザイン学研究室に配属となった学生にはもっと頑張ってもらわないと。逆にランドスケープ・デザイン学研究室に配属とならなかった学生とはこれにてお別れ。将来、何かの場面で役に立つことがあればよいのですが・・・まあ、人前で話す練習にはなったかな?

三宅島初日2012年07月17日 22:14

 今朝、三宅島到着。今日は筑波大の植生調査チームに同行して、ハチジョウススキの海を泳いだりしつつ、安定同位体比分析用の植物サンプル集め。雄山の上は霧や風もあって比較的過ごしやすかった。

三宅島二日目2012年07月18日 21:39

イズアオドウガネの分析もすることに。。。
 今日も筑波大の植生調査チームに同行して三宅島を巡り、安定同位体比分析用の植物サンプル集め。夕方に東大の動物調査チームのY君とも情報交換できました。

三宅島三日目2012年07月19日 22:04

大路池
 今日の午前中は、三宅島の山の上のハチジョウススキの海をかき分け、ミミズ調査地探しとミミズ試掘。午後はアカコッコ館でたまたま東大・Y君と一緒になり、大路池を一緒に半周。

三宅島最終日2012年07月20日 23:45

ピンボケですがウミガメ
 今日は朝から雨。午前中は車で大路池とサタドー岬を巡る。雨風の中でしたが、崖下に数匹のアオウミガメが泳ぐ姿も見られてよかった。
 帰りの船ではデッキで4時間頑張るもオオミズナギドリばかり。白くて大きいのが見たいのですが・・・。三宅島・錆ヶ浜港ではウミネコも数十羽。東京湾に入ってから、ウミネコ1羽とアオサギ1羽。

木曽岬探鳥会2012年07月22日 21:15

チュウサギ
 今日は9時前に弥富野鳥園へ行って、午前中は木曽岬探鳥会に参加。曇天で涼しく、ありがたい。チュウヒはしっかり見られたものの、時節柄、鳥は全般的に低調で、計29種。
 探鳥会解散後、木曽三川方面や庄内川河口を巡るがほとんど収穫なし。。。

豊田クモ調査2012年07月24日 23:17

ハグロトンボ
 今日は豊田市自然観察の森周辺地域に行って、クモの安定同位体比の追加分析用試料採集。オオシロカネグモの他、植物、底泥、更にはタニシとカワニナも採集。三宅島分も含めて分析しなければならないサンプルがいっぱいで、週末から来週は安定同位体比分析に追われています。。。

「緑地材料学」期末試験2012年07月25日 22:44

左上:定期試験得点分布、左下:定期試験正規Q-Qプロット、右上:合計点分布、右下:合計点正規Q-Qプロット
 今日は「緑地材料学」の期末試験でした。50点満点の定期試験の平均点は30.6±5.91 S.D. 点(n = 54)。かろうじて6割。やっぱり皆さん、講義・演習をまともに聴いていなかった。。。過去問と同じ問題以外はボロボロ。ちゃんと復習して、正解を確認しておきませう(問2はryokuzai07.pdfのp8を見よ)。正門周辺改修案はもう少し力作を期待したのですが、、、彩とりどりである必要はないけれども、いかんせん頭にイメージが入っている樹種が少ない(過去問対策用の花期順の樹種リストの流用者も多数・・・)。最高点は41点(残念ながら、ランドスケープ・デザイン学研究室配属予定者ではない)、最低点は9点。

 樹木小テストや樹木解説の得点分も合わせた100点満点の合計点の平均点は70.9±11.30 S.D. 点(n = 54)。最高点は86点で2名(こちらの2トップの一角は何とか当研究室配属予定者が占めたが、もう1名は昨年度の「緑地環境学」に引き続いて2トップの一角を占めたものの、残念ながら当研究室配属予定者ではない)、最低点は37点。不合格者は7名。こちらにも残念ながら、当研究室配属予定者が。。。

 樹木テスト成績上位10名には、今年度は2,3年前と同様、大阪みどりのトラスト協会の葉っぱのピンバッジを(試験が終わった人から早い者勝ちで)進呈。(10位の人が最初で、1位の人が残りものではいかんだろう・・・と)最後の人にも選ぶ楽しみを残しておいてあげたところ、意外にもブナが売れ残りました。

 夜はなごや生物多様性センターにて8/20~26の生物多様性サマースクール「なごや生きものいきいきウィーク」の実行委員会。

『景観の生態史観』発刊2012年07月26日 22:47

景観の生態史観
 ようやく(元)京大・森本教授の退職記念本『景観の生態史観―攪乱が再生する豊かな大地』WAKUWAKUときめきサイエンスシリーズ2)が京都通信社から出版されました(税込2,100円)。
 私も以下の3節+αを分担執筆しております。高校生向けの景観生態学入門を・・・というコンセプトであったわけですが、高校生向けの文章になっているか甚だ心許ない。まあ一読して全部を理解できなくても、中高生時代に背伸びをして専門書を読んでみることも大切だ。

    2-15 ウロは哺乳類、鳥類の貴重なハビタット(橋本啓史

    4-01 生態学の視点で都市空間をみつめると……(夏原由博・橋本啓史

    4-02 都市にうまく棲みついた鳥たち(橋本啓史

    4-03 エコロジカル・ネットワークの可能性と未来(橋本啓史

 なお、HPからの注文の際にも著者紹介割引(1割引・送料無料)が可能とのこと(更なる割引購入を希望される方はご相談下さい・・・)。

アオバズク巣立ちビナ調査2012年07月27日 20:52

 今日は市内某所のアオバズク生息地に行って、巣立ちビナの確認。高い木の茂みをうろうろしていて、よく姿が確認できなかったものの、声からは幼鳥が2,3羽と親鳥がいることが判明(ということは、2週間前に巣穴に残っていたヒナは、巣立ちの遅れていた最後の1羽だったということ。間に合ってよかった)。羽根が落ちていないものかと丹念に探したものの、見つからず、残念。
 もう渡りが始まって山から夏鳥が下りてきているのか、エゾムシクイが見られました。