生物環境実習F:「ノリタケの森」見学 ― 2006年05月26日 23:21
エゴノキ ― 2006年05月26日 23:31

名城大学9号館東側の広場のエゴノキ Styrax japonica(エゴノキ科)が、終わりかけですが、少しだけ白いベル型の花を咲かせています。
エゴノキは二次林などによく生える落葉小高木で、街路樹や庭木としてもよく利用されています。花にはクマバチやマルハナバチ、ハナムグリなどの虫がやってきます。果実の果皮にはサポニンという毒があり、普通の鳥はこの果実を食べませんが、種子食の鳥類は中の種子だけを食べます。なかでもヤマガラという小鳥は果皮を器用に除去して、種皮にも穴を開けて種子を食べます。さらにこの鳥は、冬の餌としてこの種子を地面や枯れ枝の割れ目などに隠す習性があり、地面に隠されたものの食べられなかった種子があると、そこから芽が出ることになります。このような形の種子散布は、貯食型種子散布と呼ばれ、ドングリの仲間もこのような形で種子散布されます。
エゴノキは二次林などによく生える落葉小高木で、街路樹や庭木としてもよく利用されています。花にはクマバチやマルハナバチ、ハナムグリなどの虫がやってきます。果実の果皮にはサポニンという毒があり、普通の鳥はこの果実を食べませんが、種子食の鳥類は中の種子だけを食べます。なかでもヤマガラという小鳥は果皮を器用に除去して、種皮にも穴を開けて種子を食べます。さらにこの鳥は、冬の餌としてこの種子を地面や枯れ枝の割れ目などに隠す習性があり、地面に隠されたものの食べられなかった種子があると、そこから芽が出ることになります。このような形の種子散布は、貯食型種子散布と呼ばれ、ドングリの仲間もこのような形で種子散布されます。
BMWのテレビCM ― 2006年05月26日 23:42
テレビを観ていたら、すごいCMを観てしまいました。なんとハシボソガラスのクルミ割り行動がBMWの自動車のCMで使われていたのです!
ハシボソガラスによるクルミ割り行動やハマグリ割り行動は海の近くの地域でよく観られます。高いところに舞い上がってからクルミやハマグリを硬い地面に落とし、硬い殻を割って、中身を食べるというものです。更に賢いカラスは、クルミの実をわざわざ車道の自動車のタイヤが通る位置に置き、車に轢かれることよってクルミの実が割られるのを待つということをします。この行動は仙台のカラスを中心に知られています。
今回のCMは、ハシボソガラスが道路にクルミを置いて待っていたのに、走ってきたBMW車は軽快なハンドルさばきで避けてしまい、カラスが悔しがるという内容でした。ただ、今回のCMの場面は山の森林中のようでしたが、ハシボソガラスはあまり森林中には棲んでいません。
ハシボソガラスによるクルミ割り行動やハマグリ割り行動は海の近くの地域でよく観られます。高いところに舞い上がってからクルミやハマグリを硬い地面に落とし、硬い殻を割って、中身を食べるというものです。更に賢いカラスは、クルミの実をわざわざ車道の自動車のタイヤが通る位置に置き、車に轢かれることよってクルミの実が割られるのを待つということをします。この行動は仙台のカラスを中心に知られています。
今回のCMは、ハシボソガラスが道路にクルミを置いて待っていたのに、走ってきたBMW車は軽快なハンドルさばきで避けてしまい、カラスが悔しがるという内容でした。ただ、今回のCMの場面は山の森林中のようでしたが、ハシボソガラスはあまり森林中には棲んでいません。
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