久屋大通公園2006年05月03日 23:01

久屋大通公園(右:テレビ塔以南、左:以北(名古屋城方向))
 今日の午前中は上前津から久屋大通公園を歩いて北上しました。工事中でG.W.中のみ臨時営業中の名古屋テレビ塔(大人500円。名古屋市交通局の土日エコ切符600円を見せると半額。)にも登って来ました。写真を御覧になれば判る通り、テレビ塔以南は公園の両脇にクスノキ主体の植栽、テレビ塔以北は公園の幅全体に植栽(ケヤキが多い)となっています。当然のことながら、樹林性の野鳥は樹林となっている北側に現れました。とはいうものの、久屋大通公園で確認した野鳥は8種のみ。
キジバト、ヒヨドリ、センダイムシクイ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ドバト
 シジュウカラは三の丸のお堀(今は空掘り)にはいました。ここでは渡り途中のキビタキ、不明大型ツグミ類もさえずっていました。また、ここでは5月中旬には陸棲ホタルのヒメボタルも発生するそうです。
 名城公園から三の丸、久屋大通公園に至る緑のネットワークを通じて、どれだけ都市の内部に野鳥が導き入れられているかを研究しようと検討していましたが、ちょっと前途多難かもしれません。留鳥の秋冬における分布拡大に絞った方が良さそうです。

名城公園2006年05月03日 23:25

名古屋城と能楽堂
 昼頃は名古屋城(大人500円。1年定期2000円)、名城公園を歩きました。名古屋城の天守閣にも登って来ました。中はエレベータ付きの博物館になっており、お城としてはあまり面白くありません。庭園の方は、一部工事中で入れない区間もありました。公園の方はサイクリング・ロードや風車小屋のある広場、野球場などのある総合公園です。野鳥の方は、シジュウカラ、コゲラ、メジロも何とか確認できました。お堀にはカワウ、カイツブリ、コブハクチョウ、アヒル(マガモタイプ)もいました。

ノリタケの森2006年05月03日 23:39

ノリタケの森
 午後は名古屋駅の北に位置する則武新町の「ノリタケの森」へ行きました。ここは陶器メーカーのノリタケが工場跡地を公園として整備して一般公開している場所です。再来週とその次の週の実習で1年生を引率して見学に来ることになっています。
 「森」の定義を林冠の連続していることとすると、森らしい森はありません。芝生広場にまばらに樹木が植えられています。北側の一部には「ビオトープ」を称して、流れと池(沼?)があり、メダカも泳いでいます。説明版にビオトープの定義を「復元した場所」と説明しているのは、ちょっといただけないが、都心の一等地に企業が緑地を提供していることについては評価したい。
 当然のことながら、ノリタケの食器類などの商品売り場もあります。贈物用にちょっと眺めてみましたが、食器や花器というものは貰う側はありがた迷惑な場合もあるので難しいです(食器棚の肥やしになったり、ストレス解消用に割られたり...)。フォトスタンドなどの方が無難そうです。なお、シダ植物(ワラビ、ヒトツバ、ハコネシダ、コシダ、イワデンダの他、ゼンマイやアジアンタム類もあるよう)を描いた グラン・ヴェールシリーズはシダ・マニアの方々にはお薦めでしょう。

白川公園2006年05月03日 23:58

白川公園
 地下鉄を亀島から伏見まで乗って、最後に白川公園に寄りました。大きく育ったケヤキの林と林床のシャガの花がなかなか良いです。東にある久屋大通公園とは高速道路の高架沿いの緑地帯でいちおう緑のネットワークが形成されています。
 公園内には、名古屋市科学博物館や名古屋市美術館もあります。美術館前には地面に人が倒れている銅像があります。広場の噴水では虹を見ることができます。

トチノキ2006年05月03日 23:58

トチノキ
 高いところなので気付きにくいですが、名城大学東門から登ってきて左手にあるトチノキ Aesculus turbinata(トチノキ科)が花を咲かせています。
 トチノキは5~7枚の小葉からなる掌状複葉が特徴の落葉高木で、山地の谷筋では大木になることもあります。秋には大きな堅果を付け、リスやネズミの貯食行動によって種子散布されます。