ラムサール条約湿地新規登録2012年07月03日 21:24

秋の矢並湿地
 ルーマニアで開催されるラムサール条約COP11に先立ち、新規登録湿地が決定され、日本からは9箇所が新規登録されました
 豊田市自然観察の森に隣接する矢並湿地を含む「東海丘陵湧水湿地群」も、無事登録されました。

「緑地材料学」第13回2012年07月04日 23:50

 今日は「緑地材料学」の第13回講義。受講生は50名台に回復。樹木テストは10回目。合計点上位10位圏内に出入りはなし。残りはあと1回。この10名が逃げ切るのか。追いすがる後続、というには迫力がやや欠ける。樹木解説は今週が最後のはずでしたが、来週に持ち越しもちらほら。
 講義に入る前に、前回の積み残しの屋上・壁面緑化用植物の受講生による解説。講義時間が残り3分間しかなく、本日のテーマ「生物多様性と造園緑化」はほとんどしゃべれず。まあ、このところ喉が痛くて咳も出るので、長時間しゃべらなくて済んでよかったと考えよう。。。しかし、来週は「授業改善アンケート」をせよとも言われているのに、2週分の内容を全て話せるでしょうか?余計な(個人的な)エピソード()は省かなくちゃ。あとは樹木テストの答え合わせの時間をなくして、こちらで回収して採点するという奥の手もあるが・・・と脅しておこう

研究室配属決定2012年07月05日 23:59

 (正式発表は明日のようですが)3年生の第1回研究室アンケート結果が固まりました。当研究室は定員15名のところ、希望者が4名オーバー。1月の状況からは信じ難い事態だ・・・。消極的な理由ばかりでなければよいのだけれども。
 今秋以降、学科内からの頼まれ仕事も含めて樹木調査がいくつか。戦力となってもらえる学生は何人いるでしょう?私自身が黙々と調査せよというのではなく、学生を指導してやってくれという意図での依頼だと(勝手に)理解しているのですが。。。

安定同位体比分析32012年07月06日 23:35

 今週は今年3度目の安定同位体比分析ウィーク。またまた2か月ぶりの実験。今回は琵琶湖で採集してきたオオバンや豊田市自然観察の森で採集してきたオオシロカネグモキビタキのサンプルを分析。これで来週が申し込み期限の秋の学会発表ネタはなんとかなるかな?
 今日は三宅島ミミズ・プロジェクトを共同実施している筑波大生がはるばる夜行バスで来名し、安定同位体比分析の手順を見学(とカプセル詰め体験)をして行かれました。

野鳥談義2012年07月08日 23:32

 一人暮らしを始めて12年間使用してきた自宅の椅子がとうとう壊れたので新調。座り心地のよい椅子ならば、仕事もはかどるでしょうか?

 夜は、Sざき氏、滋賀から来名中のW氏と野鳥談義をしながら会食。(悲しい記憶を一時的にシャットダウンして?)約4時間、猛禽調査や共通の知人(鳥屋)等々の話題で大いに楽しみました。私のところにもお誘いが来ていたけれども、、、O氏の影響でコアなバード・ウォッチャー(バード・コンサルタント?)の間で一斉にフェイスブックが流行り始めたらしい。。。

アオバズク調査2012年07月09日 23:25

アオバズク
 今日の午後は9日ぶりに市内某所のアオバズク生息地に行って、「落とし餌」拾い。カブトムシ、ノコギリクワガタ、ノコギリカミキリ、メンガタスズメ、シモフリスズメ等々が拾えるも、9日間分としては少ない。
 日没後に再訪。親鳥はものすごく頻繁に巣内のヒナに餌運びをしていましたが、どうもほとんど林内で採餌・調理しているようで、「落とし餌」の落ちやすい場所が変わったらしい。

「緑地材料学」第14回2012年07月11日 22:24

 今日は「緑地材料学」の第14回講義。2時限目が休講だからか、受講生は再び40名台に減。樹木テストは最終回の11回目で、二度目の10種のみ。前回までの合計点上位10人は逃げ切れたようだ。
 講義に入る前に、残っていた受講生による樹木解説をいくつか(本当は自分自身で樹木の蘊蓄(といっても大したことはないが)を語りたいが、みんな聞いてくれないので、2年前より今のスタイルに至っています・・・でも、学生同士でも聞いていない)。お陰さまで、基本100種の6割以上の原色植物標本が出来ました(折角、葉をサンプリングしてきてくれても、花・実のある時期に再度採集しようと、標本にしなかったものもあります)。その後、前回の積み残しの「生物多様性と造園緑化」(やっぱり余計な事を言ってしまった・・・)と本日のテーマ「斜面緑化」をざっと説明して、最後に10分間の授業改善アンケート時間をきっちり確保(いろいろ反省しなくちゃ)。

生物環境科学概説講義2012年07月12日 23:10

 今日の2時限目は1年生向け顔見世講義「生物環境科学概説 」にて、例年通り「野生生物保全のための ランドスケープ・デザイン」というタイトルで講義。今年は更にスリム化を進めて、野生生物の現状、 都市緑地における野生生物(特に鳥類)の分布パターン、 里地・里山に棲む生きものの保全、の3題(その内容もいくつかカット)。でもその前の自己紹介が余計で、結局、里地・里山の話は駆け足で。例年のことながら、出席カードに書かれた感想文を見ても、最初の導入部だけで力尽きたらしい学生がたくさん。 久しぶりに90分間フルにしゃべり続けましたが、何とか気力が持ちました。

アオバズク雛調査2012年07月13日 22:02

巣穴内部
 今日の午後は市内某所のアオバズク生息地へ行って、巣穴を覗いて雛の調査。巣の樹洞は予想外に深く、その奥に白い綿羽がほとんどなくなった雛が1羽。もう何羽かいてもよさそうだけれども、既に巣立ってしまったのでしょうか?高所作業車も出動させての調査だったので、全くの空振りでなくてとりあえずよかった。

秋の学会に向けて2012年07月15日 23:31

 何とか2件の学会発表要旨を提出できました(発表までにまだもう1回追加の安定同位体比分析する予定ですが)。これで秋は約1か月の間に(インドでの国際会議URBIO2012を含む)3回の学会発表を申し込んでしまった。更に11月の造園学会中部支部大会でも昨年のH君の卒研成果を発表しておきたいが、、、でも、7月末までの査読2件、8月末の集中講義準備、9月末までの『造園大百科事典(仮称)』の分担原稿の執筆、熱田神宮の毎木調査等々、夏休みもいろいろやることいっぱい。