「緑地環境学」第13回2006年12月19日 22:17

 今日は「緑地環境学」の第13回目の講義。テーマは「沙漠化防止」。

 本日の講義の要点
  • 砂漠化とは、砂漠化対処条約によれば、乾燥地域、半乾燥地域、乾燥半湿潤地域における気候上の変動や人間活動を含む様々な要素に起因する土地の劣化を指す。
  • 砂漠化現象は広く、植生の破壊、土壌劣悪化、土壌侵食、砂の集積を含む。
  • 砂漠化は、干ばつや温暖化のような自然的要因と、過耕作、過放牧、耕地拡大(灌漑)、森林破壊、都市集中(水利用集中)のような人間活動とが絡み合って起こるが、人口増加定住化政策といった社会的背景の影響も大きい。
  • 地球の全陸地面積の約4分の1が砂漠化の影響を受けている。
  • 砂漠化防止とは環境の劣化を防ぎ、土地の生産力の減少をくい止めることであり、 砂漠緑化とは砂漠化してしまった半乾燥地や半湿潤湿地を元の状態に戻すことである。
  • 砂漠化防止策には、禁牧や頭数管理による過放牧の抑制などがある。
  • 砂漠緑化としては、固砂林と防砂林による流砂の固定などが行われている。

 風邪気味で徹夜できずに、今朝は4時にダウン。いろいろ先輩方からも資料を教えてもらったりしたものの、「沙漠化防止」について1回分の講義に整理するのは、今年度は私の手には負えなかったようです。。。したがって、早めに講義は終わって、レポート回収やら定期試験の問題形式の説明など。今日の講義の出席票は113人分の回収でしたが、レポートは講義後も届けに来たりして、計120名分以上は提出された模様。
 レポート課題は、「街路樹」、「水辺」、「里山」、「都市内農地」から1つ選択して現場を見て考えるというものでしたが、ざっとタイトルを見る限り「街路樹」が圧倒的に多くて、「都市内農地」はほんの僅かなようです。結構な人数が、名古屋市役所にまで話を聞きに行っているようですが、あまり2年生が押しかけると肝腎の卒研生が話を聞きに行った時にまた名城大生かと疎まれてしまうかも。。。

研究室忘年会2006年12月19日 22:38

 今夜は植田方面で研究室の忘年会。来年度に研究室に配属予定の3年生も16名全員が参加。来年度の卒研テーマ案はとりあえず9つ示したので、何人かその中からテーマを選んでくれる学生がおられればいいのですが。。。